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壁代 カベシロ

デジタル大辞泉の解説

かべ‐しろ【壁代】

宮殿などで、母屋(もや)と庇(ひさし)との間を隔てるため、壁の代わりに長押(なげし)から御簾(みす)の内側に垂らす絹・綾などのとばり。
壁下地(かべしたじ)

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大辞林 第三版の解説

かべしろ【壁代】

宮殿などで、母屋もやと庇ひさしとの間を隔てるために、長押なげしから垂らした、綾あや・絹で作った帷帳いちよう
壁下地かべしたじ」に同じ。

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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

かべしろ【壁代】

平安時代寝殿造りの住居などで、壁の代用として御簾(みす)の内側にかけた布。絹織物を数枚縫い合わせた(とばり)を用いて、視線をさえぎったり寒さを防ぐために用いた。
壁土を塗るときの、細く割った竹などで作った骨組み。◇「壁下地」ともいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

壁代
かべしろ

公家調度で屏障具(へいしょうぐ)の一種。寝殿造の母屋(もや)と廂(ひさし)の境に長押(なげし)より垂らす。表面に御簾(みす)をかけ、そのすぐ裏にかけて、人目を遮るためや寒さを防ぐ目的に用いた。冬は練った白平絹(ひらぎぬ)か白綾(しらあや)、夏は生の白平絹か白綾に朽木(くちき)型を摺(す)り、冬は練り白平絹、夏は生白平絹の裏をつける。五幅(いつの)か七幅で製し、各幅の中央に野筋(のすじ)とよぶ幅9センチメートルほどの平絹の絎(く)け紐(ひも)をつけて垂らす。これには黒一色のものと、濃紅(こきべに)と蘇芳(すおう)色の平絹を中央ではぎ合わせたものがある。『源氏物語絵巻』(「柏木(かしわぎ)」)には表地が白桜花文の綾に描き絵がなされ、(だん)(だんだら)の野筋を垂らした五幅の壁代が、同じく「横笛」には表地が白三重襷文(たすきもん)の綾、黒三重襷文綾の野筋をつけた壁代が描かれている。壁代を巻き上げるときは木端(こは)といって、薄い板を芯(しん)にしていっしょに巻き上げ、野筋で結ぶ。[高田倭男]

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世界大百科事典内の壁代の言及

【帳】より

…壁代(かべしろ),引帷(ひきもの),几帳(きちよう),斗帳(とちよう),軟障(ぜじよう),幌(とばり)など室内で屛障用に用いられる帷(かたびら)の総称。〈とばり〉ともよむ。…

※「壁代」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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