壁、柱などの釘(くぎ)に花器を掛けていけるいけ花の形式。『仙伝抄(せんでんしょう)』や『文阿弥花伝書(もんあみかでんしょ)』などに、「柱花瓶(はしらかびん)の花」「なげしの花」についての秘伝文が伝えられていて、いけ花が誕生したとき、すでに掛け花がくふうされていたことが知られる。たてはな(立花)が式正(しきしょう)の花として飾られたのに対し、掛け花や釣花は自由な挿法のものとして茶の流行とともに盛んとなり、竹、籠(かご)、ひょうたんなどの花器を用いた掛け花が多くなった。当初は素朴であった作風もしだいに華やかさを加え、やがて生花様式に取り入れられて、掛け花として一つの形式を生むようになった。花材はおもにしだれものが用いられる。
[北條明直]
東日本大震災を受け2011年6月に成立した津波対策推進法で、故事「稲むらの火」にちなみ、11月5日と定めた。江戸時代の1854年11月5日(旧暦)、安政南海地震で大津波が発生。現在の和歌山県広川町で...