掛矢(読み)カケヤ

デジタル大辞泉 「掛矢」の意味・読み・例文・類語

かけ‐や【掛(け)矢】

かしなどの堅木で作った大きなつちくい打ちや扉を打ち破るのに用いる。
[類語]金槌鉄槌ハンマーとんかち玄能木槌才槌

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精選版 日本国語大辞典 「掛矢」の意味・読み・例文・類語

かけ‐や【掛矢】

  1. 〘 名詞 〙(かし)などで作った大きな木槌(きづち)。杭を打ち込む時などに用いる。あい。かきや。
    1. [初出の実例]「大わし文五、かけやの大づちひっさげをり立ば」(出典:浄瑠璃・碁盤太平記(1710))

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百科事典マイペディア 「掛矢」の意味・わかりやすい解説

掛矢【かけや】

杭(くい)などを打ち込むときに用いる大きな木槌(きづち)のこと。材種ケヤキカシ,ニレなど。

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世界大百科事典(旧版)内の掛矢の言及

【槌】より

…頭は木製か鉄製で円筒形をなし,T字形に木柄がつくが,柄が縦方向につく砧槌(きぬたづち)や両頭の杵槌(きねづち)などもある。《和名抄》に椓撃(たくげき)(掛矢(かけや)),柊揆(さいづち)(才槌),槌(かなづち)(鉄槌)などがあり,10世紀以前に現在の槌の大部分が出そろっていたと推測される。木製頭では,破壊用の武器にも土木や建築工事にも用いる大型の掛矢,その小型の才槌などがある。…

※「掛矢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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