接触水素化(読み)セッショクスイソカ

デジタル大辞泉 「接触水素化」の意味・読み・例文・類語

せっしょく‐すいそか〔‐スイソクワ〕【接触水素化】

触媒のはたらきによって、分子不飽和結合水素を付加させる水素化反応

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「接触水素化」の解説

接触水素化
セッショクスイソカ
catalytic hydrogenation

接触還元(catalytic reduction)ともいう.触媒の存在下に水素によって還元する反応をいう.アセチレンベンゼンのような不飽和化合物に水素を付加させて飽和化合物にする反応のほか,エステルをアルコールに,ニトロ化合物をアミンに還元するような水素化分解を伴う反応も含まれる.触媒としては,周期表8~10族の遷移金属中心に,銅やレニウムなども使われる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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