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水素化分解 すいそかぶんかい

百科事典マイペディアの解説

水素化分解【すいそかぶんかい】

石油精製工程の一つ。沸点の高い重質石油留分を水素とともに触媒上に通し,高温高圧下に分解して,付加価値の高いガソリン軽油などを量産する方法。触媒としてはタングステン硫化物あるいは白金パラジウムなどが用いられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

すいそかぶんかい【水素化分解 hydrocracking】

有機化合物を水素の共存下で分解すること。とくに石油の重質油や石炭などを高圧の水素のもとで触媒を用いて分解し,軽質の液体燃料を生産する方法をいう。ここでは石油の水素化分解について述べるが,石炭の水素化分解については〈石炭液化〉の項を参照のこと。 石油の水素化分解は,熱分解や接触分解と同様に,原油を蒸留して得られる重質の残油を原料として,付加価値の高いナフサ,灯油,軽油などの留出油を生産する目的で行われる。

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世界大百科事典内の水素化分解の言及

【石炭ガス化】より

…石炭を原料として燃料ガスあるいは化学工業用の合成ガス(一酸化炭素と水素を主成分とする混合ガス)あるいは水素を生産することができる。石炭をガス化するためには,(1)熱分解(乾留),(2)部分酸化,(3)水素化分解などの原理を用いるが,そのいずれを採用するかは,目的とするガスの種類による。石炭ガス化技術はすでに工業的な実績をもつものも多いが,1970年ころから,その技術開発が再開された。…

※「水素化分解」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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