措大(読み)ソダイ

デジタル大辞泉 「措大」の意味・読み・例文・類語

そ‐だい【措大】

優秀な書生秀才
貧乏な書生。また、書生をあざけっていう語。窮措大。
「ああ―われ、痩せて髪長き」〈鉄幹・泣菫と話す〉

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精選版 日本国語大辞典 「措大」の意味・読み・例文・類語

そ‐だい【措大】

〘名〙
① (よく大事を措置するに足るの意) 才学にすぐれた書生。秀才。
正法眼蔵(1231‐53)仏経「広学措大は要にあらず」 〔全唐詩話‐巻四〕
② 貧乏な書生。貧書生。窮措大。また、書生をあざけっていう語。
※星巖集‐丙集(1837)余燼集・飛星篇「吁嗟星乎尚且無舎、何況下土之措大」 〔李商隠雑纂‐相似〕

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普及版 字通 「措大」の読み・字形・画数・意味

【措大】そだい

貧寒の士をいう。〔五雑組、物三〕今人秀才を以て措大と爲す。措なるなり。蓋し酸の味を取る。而して人の妬(と)なる、俗に亦た之れを吃(きつそ)と謂ふ。何の義なるかを知らず。

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