掻敷(読み)カイシキ

デジタル大辞泉 「掻敷」の意味・読み・例文・類語

かい‐しき【×掻敷/皆敷/×苴】

食物を器に盛るとき、下に敷くもの。多くナンテンヒバユズリハなど常緑樹の葉で、後には紙も用いた。

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精選版 日本国語大辞典 「掻敷」の意味・読み・例文・類語

かい‐しき【掻敷】

  1. 〘 名詞 〙 器に食物を盛る時、下に敷くもの。多くはナンテン、ヒバ、ユズリハなど、ときわ木の葉や、葉のついた小枝。のちには紙も用いた。
    1. [初出の実例]「一折敷居鯉膾、有掻敷如腹赤」(出典:兵範記‐仁平二年(1152)正月二六日)

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食器・調理器具がわかる辞典 「掻敷」の解説

かいしき【掻敷/皆敷/苴】

うつわに盛る食べ物神饌(しんせん)(神への供物(くもつ)にする飲食物総称)の下に敷く木の葉。多く南天(なんてん)、柏(かしわ)などの常緑樹の葉を用い、のちには紙も用いた。

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