揺蚊(読み)ユスリカ

デジタル大辞泉 「揺蚊」の意味・読み・例文・類語

ゆすり‐か【揺蚊】

双翅そうし目ユスリカ科の昆虫総称に似るが吸血しない。体長約5ミリ。夕方群れ飛び、蚊柱をつくる。幼虫アカムシアカボウフラといい、釣りの餌にする。セスジユスリカ・アカムシユスリカなど。

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精選版 日本国語大辞典 「揺蚊」の意味・読み・例文・類語

ゆすり‐か【揺蚊】

  1. 〘 名詞 〙 ハエ双翅)目ユスリカ科に属する昆虫の総称。体長二~一〇ミリメートルで、多くは五ミリメートル以下。体形はカに似ているが吸血はしない。物に止まる時、前あしをあげる。夕暮に群をなして飛び、灯火にも集まる。幼虫は種類によって生息地は異なるが池沼・水たまり・海水などにすみ、アカムシ・アカボウフラなどと呼ばれて釣りの餌にされる。大形で黒褐色のアカムシユスリカのほかセスジユスリカ・ウミユスリカなど日本に約四三〇種が分布する。《 季語・夏 》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「揺蚊」の解説

揺蚊 (ユスリカ)

動物。ユスリカ科の昆虫の総称

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