日本大百科全書(ニッポニカ) 「損益取引」の意味・わかりやすい解説 損益取引そんえきとりひき 利益剰余金に増減変化をもたらす取引であり、資本取引に対立する概念である。資本取引と損益取引を区分することは、二つの意味で重要である。一つは期首における元本とそれを運用して得られた果実としての期間利益の区分であり、これは今日の企業会計の目的は適正な期間損益計算にあるという観点から、もう一つは株主の払込資本と利益獲得活動の結果として得られた留保利益の区分であり、これは企業の資本の源泉別の分類という観点から、それぞれ重要な意味をもつ。[万代勝信][参照項目] | 企業会計 | 資本取引 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例