携琴(読み)ケイキン

デジタル大辞泉 「携琴」の意味・読み・例文・類語

けい‐きん【携琴】

明清楽みんしんがくに用いる弦楽器胡弓こきゅうに似てやや大きく、竹製の円筒形の胴の上面蛇皮が張ってある。弦は4本で、太い糸と細い糸とを交互に張り馬の尾の毛を束ねて張った弓でこすって演奏する。大胡琴。四胡

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精選版 日本国語大辞典 「携琴」の意味・読み・例文・類語

けい‐きん【携琴】

  1. 〘 名詞 〙 胡弓(こきゅう)一種明清楽(みんしんがく)楽器として用いる。ふつうの胡弓よりやや大型の四弦で、太い弦と細い弦を交互に張ったもの。胴は竹製で、前面に蛇皮を張り、棹(さお)は唐木製。弓を弦と弦との間にはさみ、こすって演奏する。
    1. [初出の実例]「その角が楽器屋だ。ハアモニカ、〈略〉尺八、携琴(ケイキン)」(出典浅草紅団(1929‐30)〈川端康成〉三)

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