摂行(読み)セッコウ

デジタル大辞泉 「摂行」の意味・読み・例文・類語

せっ‐こう〔‐カウ〕【摂行】

[名](スル)
職務を代わって行うこと。「政務摂行する」
職務を兼ね行うこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「摂行」の意味・読み・例文・類語

せっ‐こう‥カウ【摂行】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「摂」は代理をすること。また、兼務すること )
  2. その職務を行なうべき人に代わって職務を行なうこと。
    1. [初出の実例]「此君又幼主にて立給によりて故事にまかせて万機を摂行せられけるにこそ」(出典:神皇正統記(1339‐43)中)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝注‐隠公元年〕
  3. 職務を兼ね行なうこと。
    1. [初出の実例]「即制法、政令、司法を惟一人にて摂行する政体を云ふ」(出典:泰西国法論(1868)〈津田真道訳〉三)
    2. [その他の文献]〔孔子家語‐始誅〕

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普及版 字通 「摂行」の読み・字形・画数・意味

【摂行】せつこう(かう)

代行。〔史記、五帝紀〕堯立ちて七十年にしてを得、二十年にして老し、をして天子を攝行せしめ、之れを天にむ。

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