操觚(読み)ソウコ

デジタル大辞泉 「操觚」の意味・読み・例文・類語

そう‐こ〔サウ‐〕【操×觚】

《「觚」は四角い木札。古代中国でこれに文字を書いたところから》詩文を作ること。文筆に従事すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「操觚」の意味・読み・例文・類語

そう‐こサウ‥【操觚】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「觚」は、四角の木札。昔、中国でこれに文字を記したところから ) 筆をあやつって詩文を作ること。文筆に従事すること。
    1. [初出の実例]「文章日興、而逢掖之士、以操觚業者何限」(出典:徂徠集(1735‐40)二三・与藪震菴)
    2. 「操觚の士、雲水の客が、意の適するに任せ漫游し、耳目を快くするに異なり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉例言)
    3. [その他の文献]〔陸機‐文賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android