擬古体(読み)ぎこたい

精選版 日本国語大辞典 「擬古体」の意味・読み・例文・類語

ぎこ‐たい【擬古体】

  1. 〘 名詞 〙 詩歌文章などで古い時代の語法文体などに似せた、その文体。
    1. [初出の実例]「擬古躰(ギコタイ)の短い叙情懸った文章を書かせると」(出典青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「擬古体」の意味・わかりやすい解説

擬古体
ぎこたい
archaism

古いか,あるいはすたれている語句表現保存または模倣すること,またその文体。これには単に保存伝承を目的とする場合と,ある効果をねらい意図的に用いられる場合とがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android