デジタル大辞泉 「攪てる」の意味・読み・例文・類語 ほだ・てる【×攪てる】 [動タ下一]1 火などをかきたてる。「火入の灰を埒無く―・てた」〈露伴・付焼刃〉2 ほこりなどをたてる。「小女のは掃除するのじゃなくて、埃を―・てて行くのだから」〈二葉亭・平凡〉3 かきまぜる。かきまわす。「素湯に塩―・てをったやうな」〈滑・大師めぐり〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「攪てる」の意味・読み・例文・類語 ほだ・てる【攪】 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙① 液体に物を入れてかきまぜる。攪拌(かくはん)する。[初出の実例]「茶碗の水に鍋炭ほだてて押付られ」(出典:洒落本・禁現大福帳(1755)序)② 火などをかきたてる。[初出の実例]「入れる側から喰ふ鍋のほだてる火」(出典:雑俳・歌羅衣(1834‐44)七)③ ほこりなどをたてる。[初出の実例]「小女(ちび)のは掃除するのぢゃなくて、埃をほだてて行くのだから」(出典:平凡(1907)〈二葉亭四迷〉五四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例