放火郷(読み)ほうひごう

日本歴史地名大系 「放火郷」の解説

放火郷
ほうひごう

小県郡北部、かん川の支流洗馬せば川両岸一帯の地域をよぶ。

長享二年(一四八八)七月諏訪社下社の春秋之宮造宮之次第に「はうひ之郷洗馬・曲尾・横尾」とみえ、天正六年(一五七八)の下諏訪春秋両宮御造宮帳(諏訪大社上社文書)にも「海野内芳比郷、横尾・曲尾・洗馬三郷」と記されている。郷(放火郷・芳比郷)の範囲は、現真田町大字おさ横尾よこお及び大字傍陽そえひ一帯の地域であった。寛永三年(一六二六)この地は横尾村曲尾まがりお村・上洗馬村・軽井沢村に分村した(長野県町村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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