故園(読み)コエン

デジタル大辞泉 「故園」の意味・読み・例文・類語

こ‐えん〔‐ヱン〕【故園】

生まれ故郷ふるさと
「執て表面を見れば―の書なり」〈織田訳・花柳春話

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精選版 日本国語大辞典 「故園」の意味・読み・例文・類語

こ‐えん‥ヱン【故園】

  1. 〘 名詞 〙 生まれ故郷。ふるさと。
    1. [初出の実例]「時有って戸に当って身を危ぶめて立てり 意無し故園に脚に任せて行くに〈菅原道真〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)上)
    2. [その他の文献]〔駱賓王‐晩憩田家詩〕

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普及版 字通 「故園」の読み・字形・画数・意味

【故園】こえん(ゑん)

旧苑。また、故郷。唐・応物〔雁を聞く〕詩 故園、渺(べう)として何れの處ぞ 歸思、方(まさ)に悠なる哉(かな) 淮南秋雨の夜 高齋に雁の來(きた)るを聞く

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