故関(読み)こかん

精選版 日本国語大辞典 「故関」の意味・読み・例文・類語

こ‐かん‥クヮン【故関】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古い関所
    1. [初出の実例]「故関柝罷人煙稀。古堞荒凉余楊柳」(出典文華秀麗集(818)下・故関柳〈藤原冬嗣〉)
    2. [その他の文献]〔司空図‐塞上詩〕
  3. 故郷の関所。故郷へ向かう道の関所。また、故郷。
    1. [初出の実例]「忽払京塵故関青山行尽又青山」(出典:竹外二十八字詩後編(1871)上・送逸見有秋帰越中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「故関」の読み・字形・画数・意味

【故関】こかん

古い関所。

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