精選版 日本国語大辞典 「救助袋」の意味・読み・例文・類語 きゅうじょ‐ぶくろキウジョ‥【救助袋】 〘 名詞 〙 火災などのとき、高層建築内の人を救助するための用具。布製筒状で、一端を窓などに結びつけ、他の一端を地上で支え、避難者をこの袋の中をすべらせて地上におろすもの。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「救助袋」の意味・わかりやすい解説 救助袋きゅうじょぶくろ 高層階から地上に避難する際に使用する避難器具で、布製筒状のものをいう。人は筒の中を滑って避難する。斜めに降りる斜降式のものと、垂直に降りる垂降式のものとがある。斜降式のものはすべり台状に約45度の角度で張り出され、下端は固定される。垂降式のものは直下に投げ出して使用する。垂降式は場所をとらず、下端を固定する必要がない利点をもつ反面、垂直に降下するため、降下速度の調節に問題がある。この降下速度を調節するために、伸縮繊維を用いて途中を絞る、通路を螺旋(らせん)状にする、などの方法がとられている。[室崎益輝][参照項目] | 避難設備 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例