救急カード(読み)きゅうきゅうカード

百科事典マイペディア 「救急カード」の意味・わかりやすい解説

救急カード【きゅうきゅうカード】

氏名,住所,電話番号,生年月日,血液型,アレルギーの有無,健康保険の種類と番号,かかりつけの医療機関,医師,服用している薬など,自分に関する情報を記入するカード。自宅以外の場所や家族,知人が周りにいないような状況で事故や病気が発生したときのために,常に持ち歩くためのもの。 特に外国ではこのカードの携帯を推奨する声が高く,各自工夫を凝らしてさまざまなカードを作成している。日本でも,隣り近所や地域の結びつきが薄れ,高齢化社会となった現代の,いざというときの備えとして,近年,注目を集めている。子どもや高齢者,特に高齢者のみの世帯には必需品といってよい。 さいふやパスケースに入れたり,首からかけたりと,大きさも形状も自由だが,幼児徘徊(はいかい)癖,認知症痴呆)のある高齢者は紛失するおそれがあるので,衣服に縫いつけるなどの工夫をしたほうが安全。携帯に便利なキーホルダータイプやペンダントタイプのカプセルも市販されている。不慮の事故に対する意識を高め,せめて保険証のコピーだけでも持ち歩きたいものである。→かかりつけ医

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