徘徊(読み)ハイカイ

デジタル大辞泉 「徘徊」の意味・読み・例文・類語

はい‐かい〔‐クワイ〕【××徊】

[名](スル)あてもなく、うろうろと歩きまわること。「街中を徘徊する」
[類語]うろつくさすらうさまよう出歩くほっつくほっつき歩くほっつき回るぶらつく彷徨低回流浪放浪漂泊流離漂流浮浪右往左往ぶらぶらうろちょろうろうろちゃかちゃか

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共同通信ニュース用語解説 「徘徊」の解説

徘徊

徘徊はいかい 認知症症状の一つ。「自分のいる場所時間が分からない」「家に帰りたい」といった患者状態意思が、表れた行動とされる。背後には不安感などがあると考えられている。ただ徘徊という言葉には「目的もなく歩き回る」という意味があるため、認知症への偏見誤解を生む恐れがあるとの指摘もある。

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精選版 日本国語大辞典 「徘徊」の意味・読み・例文・類語

はい‐かい‥クヮイ【徘徊・俳佪】

  1. 〘 名詞 〙 行ったり来たりすること。どこともなく歩きまわること。うろつくこと。
    1. [初出の実例]「遼夐遊千里、徘徊惜寸心」(出典:懐風藻(751)飄寓南荒贈在京故友〈石上乙麻呂〉)
    2. 「松門に暁いたりて月徘徊す」(出典:源氏物語(1001‐14頃)手習)
    3. [その他の文献]〔漢書‐高后紀〕

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普及版 字通 「徘徊」の読み・字形・画数・意味

【徘徊】はいかい(くわい)

たちもとおる。〔子、礼論〕今夫(か)の大鳥獸は、則ち其の群匹を失して、~故ぐるときは則ち必ず徘徊し、鳴號し、躅(てきちょく)し、踟(ちちゆ)し、然る後に能く之れを去るなり。

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