敗種(読み)ハイシュ

精選版 日本国語大辞典 「敗種」の意味・読み・例文・類語

はい‐しゅ【敗種】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「根敗壊種」の略 ) 仏語声聞(しょうもん)縁覚(えんがく)は仏になる能力に欠け、仏果を得る種もくさっているということで、声聞・縁覚の二乗をいう。大乗から小乗を非難していった語。敗根
    1. [初出の実例]「二乗の敗種も得道の花、鷲峰の山庭にほころぶ」(出典:九冊本宝物集(1179頃)九)
    2. [その他の文献]〔法華玄義‐九下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む