教主(読み)キョウシュ

デジタル大辞泉 「教主」の意味・読み・例文・類語

きょう‐しゅ〔ケウ‐〕【教主】

一宗一派を開いた人。教祖宗祖
仏教で、釈迦しゃかのこと。
[類語]教祖開祖元祖始祖開山祖師

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精選版 日本国語大辞典 「教主」の意味・読み・例文・類語

きょう‐しゅケウ‥【教主】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「きょうじゅ」とも )
  2. 教えを開いた人。仏をさす。
    1. [初出の実例]「不軽菩薩はくだれるかたちなり。うちのりし人未来の教主也と思はさりき」(出典:観智院本三宝絵(984)下)
    2. 「夫証城大菩薩は、済度苦海の教主、三身円満の覚王也」(出典:平家物語(13C前)二)
    3. [その他の文献]〔弁正論‐六〕
  3. 一宗一派の創始者。教祖。宗祖。
    1. [初出の実例]「教主一人礼仏登高座」(出典:参天台五台山記(1072‐73)一)

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百科事典マイペディア 「教主」の意味・わかりやすい解説

教主【きょうしゅ】

教祖

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世界大百科事典(旧版)内の教主の言及

【祖師】より

…したがって,日本の仏教では宗祖,元祖,派祖などのことばでも呼ばれる祖師が,きわめて重要な意味をもっているといえよう。一般に,仏教の開祖である釈迦は教主と呼ばれ,信仰の対象である祖師のような人格的な面をもっていない。 宗派ごとに祖師への信仰は強く,さまざまな宗教儀礼が生まれた。…

※「教主」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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