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教育科学 きょういくかがくscience of education

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

教育科学
きょういくかがく
science of education

哲学,倫理学,美学などによって教育目的,方法などを決定し,教育の理論体系を構成する思弁的教育学に対し,教育を社会的事実として把握し,それを科学的方法を用いて実証的に研究するもの。教育科学的立場をとった最初の人はフランスの社会学者 É.デュルケムである。ドイツでは萌芽的には W.ディルタイにこの立場がみられるが,具体的に研究を進めたのは P.ペーターゼン,E.クリークなどである。アメリカでは 19世紀後半以後教育の実証的調査,研究がなされ,日本では昭和初期にこの立場からの研究が試みられたが実際に開花したのは第2次世界大戦後のことである。

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デジタル大辞泉の解説

きょういく‐かがく〔ケウイククワガク〕【教育科学】

教育を実証的、客観的に研究する学問的立場。一般に教育研究の科学的側面を強調する教育学。

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大辞林 第三版の解説

きょういくかがく【教育科学】

教育を社会的・歴史的観点からとらえ、その実態・機能を客観的に分析・記述することを目的とする学問。

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世界大百科事典内の教育科学の言及

【教育学】より

…彼の後継者たちは19世紀中葉からヘルバルト学派を形成し,教授方法,教育管理などの研究をすすめ,1880年代末(明治20年代前半)から十数年間,日本の教育にも強い影響をあたえた。
【科学としての教育学】
 このように教育学(ペダゴジー)は発展してきたが,社会科学の一つとしての教育科学という自覚が起こってきたのは遅れ,19世紀から20世紀にかけてである。大著《歴史における科学》(1954)で人類の科学の歴史をたどってきたJ.D.バナールはその最終章を〈第1次大戦後の社会科学〉とし,その一節として〈教育の科学〉をあげ,〈他の社会科学からやや離れて立ち科学的立場がさらに不確かな所に教育学がある〉とし,経済学,政治学,社会学などについで,教育学が社会科学として登場したと見たのである。…

※「教育科学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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