斎元神道(読み)さいげんしんとう

精選版 日本国語大辞典 「斎元神道」の意味・読み・例文・類語

さいげん‐しんとう‥シンタウ【斎元神道】

  1. 〘 名詞 〙 神道一派卜部(うらべ)神道に対して斎部(いんべ)氏の唱えた神道。
    1. [初出の実例]「斎元神道、嫡胤皇国也」(出典:本津草(1723)中)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「斎元神道」の意味・わかりやすい解説

斎元神道
さいげんしんとう

江戸時代後期の真宗の僧釈潮音の『旧事本紀大成経』に記された神道の一つ。アメノフトダマノミコト以後の斎部氏所伝の神道をいう。神道を分類して霊宗神道宗源神道,斎元神道の3種とし,霊宗神道に統括性を認め,宗源神道がアメノコヤネノミコト以来中臣氏に属していたのに対して,斎部氏を本元とする斎元神道を摘出してきたところが特色。その思想は,『旧事本紀大成経』および依田貞鎮の『旧事本紀中箋』に詳述天孫の皇統一系を称揚する。

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