斎藤兼蔵(読み)さいとう かねぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「斎藤兼蔵」の解説

斎藤兼蔵 さいとう-かねぞう

1850-1907 明治時代の古書店主。
嘉永(かえい)3年生まれ。戊辰(ぼしん)戦争では箱館五稜郭で新政府軍とたたかう。のち東京神田でニコライ堂委託聖書を販売し,バイブル綽名(あだな)された。ついで下谷和漢書の古書店琳琅(りんろう)閣をひらき,古書の評価の正確さで知られた。明治40年12月死去。58歳。越前(えちぜん)(福井県)出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android