斎藤平吉(読み)サイトウ ヘイキチ

20世紀日本人名事典 「斎藤平吉」の解説

斎藤 平吉
サイトウ ヘイキチ

大正・昭和期の化学者 早稲田大学理工学部教授。



生年
明治25(1892)年10月6日

没年
昭和58(1983)年10月26日

出生地
福島県

学歴〔年〕
京都帝大理学部〔大正6年〕卒

学位〔年〕
工学博士

主な受賞名〔年〕
学士院賞〔大正15年〕,藍綬褒章〔昭和34年〕

経歴
久原鉱業勤務を経て、早稲田大学理工学部教授、同理工学研究所長。非鉄金属選鉱精錬の権威者で、特に熱分析における熱重量測定の先駆者として世界的に評価され、大正15年に学士院賞を受賞した。また戦後鉱山保安に貢献した。著書に「熱天秤分析」「鉱山読本」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「斎藤平吉」の解説

斎藤平吉 さいとう-へいきち

1892-1983 大正-昭和時代の化学者。
明治25年10月6日生まれ。斎藤邦吉(くにきち)の兄。久原(くはら)鉱業(のち日本鉱業)勤務をへて,昭和31年早大教授となり,35年同大理工学研究所長。非鉄金属の選鉱,精錬の研究で知られる。熱秤分析法の研究により大正15年学士院東宮御成婚記念賞。昭和58年10月26日死去。91歳。福島県出身。京都帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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