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斜面形 しゃめんけいslope form

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

斜面形
しゃめんけい
slope form

斜面の形態を意味する地形用語。斜面の基本形には,その断面上方に凹形の曲線をなす凹形斜面,断面が直線をなす直線状斜面,断面が上方に凸形の曲線をなす凸形斜面の3種がある。 W.ペンクはそれらの発達を理論的に考察し,凹形斜面は地殻運動が静止あるいはきわめて緩慢な場合に発達するもの,直線状斜面は地殻運動と削剥作用とが平衡的に行われるもの,凸形斜面は地殻変動が激しい場合に発達するものとし,それぞれ下降的発達,平衡的発達,上昇的発達と呼んだ。斜面形の変化については,斜面が平行後退するというペンクの説と,斜面の勾配が減少していくという W.デービスの説がある。実際には,斜面の形態は地殻運動に基づく下刻作用や削剥作用のほかに,斜面を構成する岩石の抵抗性も重要であり,斜面形の発達条件は複雑である。地形は斜面の組合せから成ると考えられるから,斜面は地形を構成する基本的要素であり,その研究は地形学の重要な課題となっている。

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