…日本の鉱業経営においては,鉱業権者自身による鉱物の掘採・取得のほかに,古い時代から,斤先掘(きんさきぼり)契約,自稼掘,共同井などと呼ばれる鉱業権者と第三者との契約により,特定の対価のもとに第三者による鉱物の掘採・取得を認める慣行が行われてきた。このような鉱業権の賃貸借類似の契約慣行は,旧鉱業法(1905公布)上,また判例上も無効とされたが,現実にはむしろ増加していき,とくにその傾向は石炭鉱区で顕著であった。…
※「斤先掘契約」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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