断種(読み)ダンシュ

精選版 日本国語大辞典 「断種」の意味・読み・例文・類語

だん‐しゅ【断種】

  1. 〘 名詞 〙
  2. たねをたやすこと。また、比喩的にも用いる。
    1. [初出の実例]「客のものと名がつけば女であれ、食ものであれ、もはや縁なきものと、潔よく嗜慾の根を断種する座敷芸人の躾は」(出典:女体開顕(1940)〈岡本かの子〉)
  3. 手術によって生殖機能を失わせること。
    1. [初出の実例]「ドイツでは最初の一年間におよそ五万六千余の患者が断種の手術を受けた」(出典:夜と霧の隅で(1960)〈北杜夫〉一)
  4. 仏法の流伝を断絶させること。〔東宝記(1352)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む