精選版 日本国語大辞典 「断簡零墨」の意味・読み・例文・類語 だんかん‐れいぼく【断簡零墨】 〘 名詞 〙 古人の筆跡などで、断片的に残っている不完全な文書。切れ切れになった書きもの。文書のきれはし。断簡零紙。[初出の実例]「国庫の資を以て蒐集したる断簡零墨を憑拠として漫に賢相名臣の跡を抹殺すと」(出典:史論の流行(1892)〈津田左右吉〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
四字熟語を知る辞典 「断簡零墨」の解説 断簡零墨 古人の筆跡などで、断片的に残っている不完全な文書。切れ切れになった書きもの。 [使用例] 国庫の資をもって蒐集したる断簡零墨を憑拠として漫に賢相名臣の跡を抹殺すと[津田左右吉*史論の流行|1892] [使用例] そういう断簡零墨を近代語に訳したものを見ると、どれもこれも我々にはおなじみの思想ばかりである[芥川龍之介*澄江堂雑記|1924] [解説] 「断簡」は切れ切れになった文書。「零墨」は書いたものの切れ端。 出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報