斯民(読み)しみん

精選版 日本国語大辞典 「斯民」の意味・読み・例文・類語

し‐みん【斯民】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「斯」は「この」の意。「論語‐衛霊公」にみえる孔子のことば「斯民也、三代之所以直道而行也」による語 ) 天下の人々。万民。一般人民。
    1. [初出の実例]「一聞斯業、則使斯民也善敗自明始衷終皆無上レ愆」(出典:翁の文(1746)序)
    2. [その他の文献]〔孟子‐万章・上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「斯民」の読み・字形・画数・意味

【斯民】しみん

この民。〔論語、衛霊公〕子曰く、吾(われ)の人に於けるや、誰(たれ)をか毀(そし)り誰をか譽(ほ)めん。~斯の民や、三代の、直を以て行ひしなり。

字通「斯」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android