山川 世界史小辞典 改訂新版 「新プラトン派」の解説
新プラトン派(しんプラトンは)
Neo-Platonic School
プロティノスを祖とする古代末期の哲学の学派。プラトンにおける「一者」とか「善のイデア」の思想,あるいは究極の真理は認識できず,直観するのみという思想を受け継ぎ,真の「一者」たる神については感覚器官を閉じ,言葉を放棄し,「沈黙」のうちにそれと合一しようとする神秘主義,または神秘神学の立場に立つ。キリスト教を敵視した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報