新・新古典派(読み)しん・しんこてんは(英語表記)neo-neoclassical school

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新・新古典派」の意味・わかりやすい解説

新・新古典派
しん・しんこてんは
neo-neoclassical school

P.サミュエルソン,R.ソローらを中心とする新古典派総合や新古典派成長論の立場に立つ現在のアメリカ経済学界の主流をなす人々に対して,J.V.ロビンソンが与えた名称ケインズ革命を経たにもかかわらず,彼らがケインズ経済学神髄を把握しえず,ケインズを受入れているようでありながら基本的には新古典学派の立場に立ち,ケインズをもその平面に歪曲してしまっているとの解釈に由来する。 (→ケインズ学派 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android