新井神社(読み)にいじんじや

日本歴史地名大系 「新井神社」の解説

新井神社
にいじんじや

[現在地名]柏原町大新屋 湯の森

大新屋おおにや集落の南方に鎮座する。「延喜式」神名帳に載る氷上郡の同名社(小社)に比定される。祭神は高皇産霊神。旧郷社。江戸時代の新屋にや庄五ヵ村、挙田あぐた・大新屋・鴨野かもの北山きたやま田路たじ総社として崇敬を集める。社伝によると、もとは高見城たかみじよう山麓の字たきたにに鎮座していたが、天正七年(一五七九)戦乱で落城した高見城とともに炎上、のち現在地に移転したと伝える。江戸時代には近江日吉神社の分霊を勧請し、日吉山王権現社と称したこともある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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