新墾(読み)アラキ

デジタル大辞泉 「新墾」の意味・読み・例文・類語

あら‐き【新墾】

新しく開墾すること。また、その土地
「湯種く―の小田を求めむと足結あゆひ出で濡れぬこの川の瀬に」〈・一一一〇〉

しん‐こん【新墾】

新たに土地をきりひらくこと。「新墾地」

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精選版 日本国語大辞典 「新墾」の意味・読み・例文・類語

あら‐き【新墾】

  1. 〘 名詞 〙 新たに開墾すること。また、その土地。
    1. [初出の実例]「此の野は広く大きく土地(つち)沃腴(こ)えたり。開墾(あらき)の便(たより)、此の土(ところ)に比(たぐ)ふもの無し」(出典豊後風土記(732‐739頃)速見)

しん‐こん【新墾】

  1. 〘 名詞 〙 未開荒れ地を切り開くこと。新たに土地を開墾すること。新開
    1. [初出の実例]「山門の南に花園有り。橐駝師(〈注〉ういきや)某新墾に係る」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉三)

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普及版 字通 「新墾」の読み・字形・画数・意味

【新墾】しんこん

にいばり。

字通「新」の項目を見る

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