新小松原村
しんこまつばらむら
[現在地名]小浜市新小松原・北長町
江戸時代に西津村を構成した漁村集落。下竹原村の北に位置し、西は小浜湾。小松原村から分村し、出村とも称する。江戸時代に集落は町場化しており、太郎右衛門町・火除町・仁右衛門町・九郎兵衛町・新五郎町・久内町・三居町・治郎兵衛町・三右衛門町・秋葉町があった。諸事覚日記(古河家文書)文政元年(一八一八)七月一二日条に「巳刻西津長町竹原助右衛門浦孫作より出火、所南風甚敷大火ニ成、終出村皆焼貫松福寺迄不残焼、未中刻鎮、凡弐百七八十軒、蔵 人死弐人有」とある。前出の火除町はこれ以後に設置された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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