日本歴史地名大系 「名田庄」の解説
名田庄
なたのしよう
現名田庄村の
仁安三年(一一六八)一一月二九日付沙弥盛信私領相博状案(大徳寺文書、以下同文書については個別文書名のみ記す)にみえる名田郷を前身とする。この相博状は、盛信が伊与内侍(藤原基房妻)と所領を交換した際のもので、名田郷の四至は「限東大河・限南丹波山・限西上林山・限北武味山」と記される。大河は南川、丹波山は若狭と丹波
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
現名田庄村の
仁安三年(一一六八)一一月二九日付沙弥盛信私領相博状案(大徳寺文書、以下同文書については個別文書名のみ記す)にみえる名田郷を前身とする。この相博状は、盛信が伊与内侍(藤原基房妻)と所領を交換した際のもので、名田郷の四至は「限東大河・限南丹波山・限西上林山・限北武味山」と記される。大河は南川、丹波山は若狭と丹波
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
福井県嶺南(れいなん)、遠敷郡(おにゅうぐん)にあった旧村名(名田庄村(むら))。現在はおおい町の南部を占める一地区。旧名田庄村は2006年(平成18)大飯(おおい)郡大飯町と合併して大飯郡おおい町となる。小浜(おばま)市の南に接する南(みなみ)川上流の山村で、支流久田(くた)川との合流点に近い久坂(ひささか)が旧役場所在地。「なたのしょう」「なたんしょ」ともいい、地名は中世の荘園(しょうえん)名による。平地は狭く、木材、シイタケ・ナメコ栽培など林産に頼るが、人口流出が激しく、京都府との境には廃村も多い。堀越(ほりこし)峠を通る国道162号は京都・小浜両市間の最短路で、JR小浜線小浜駅からバスがある。
[島田正彦]
『『わかさ名田庄村誌』(1971・名田庄村)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…若狭国遠敷(おにゆう)郡の荘園。現福井県遠敷郡名田庄村と小浜市中名田,口名田の地域にあった。平安末期に盛信入道の所領であった名田郷が前身。…
※「名田庄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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