新島淳良(読み)ニイジマ アツヨシ

20世紀日本人名事典 「新島淳良」の解説

新島 淳良
ニイジマ アツヨシ

昭和・平成期の中国研究者 元・早稲田大学教授。



生年
昭和3(1928)年2月7日

没年
平成14(2002)年1月12日

出生地
東京都渋谷区

学歴〔年〕
一高〔昭和23年〕中退

経歴
中国研究所員を経て、昭和35年早稲田大学講師、43年教授となる。「中国の教育」「現代中国の革命認識」など中国関係の著作を次々に発表。文化大革命では「毛沢東の思想」「新しき革命」を著わして支持の姿勢を示し、中国研究所を離れる。46年山岸会のヤマギシズムに共鳴、48年早稲田大学教授を辞めて三重県に移住。53年山岸会脱会し、中国語・哲学関係の新島私塾を創立。のち再び戻り、晩年は出版事業などに従事した。ミニコミ紙「緑のふるさと」、個人通信「墳」を発行。他の著書に「論語―全訳と吟味」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「新島淳良」の解説

新島淳良 にいじま-あつよし

1928-2002 昭和後期-平成時代の中国研究者。
昭和3年2月7日生まれ。昭和28年中国研究所にはいり,43年早大教授。中国の文化大革命を支持して日本共産党や中国研究所と絶縁。48年から山岸会で活動。53年新島私塾をひらく。平成14年1月12日死去。73歳。東京出身。第一高等学校中退。著作に「毛沢東の思想」「ヤマギシズム幸福学園」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android