コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

山岸会 やまぎしかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

山岸会
やまぎしかい

山岸巳代蔵 (1901~61) が編出した養鶏法の根本にある精神を広め,幸福な社会の実現を目指す目的で 1953年に結成された社団法人。その基本信条は無所有一体の生活にあり,会員となるには一切の財産を会に供出する誓約が求められる。このヤマギシズムを実践するため,58年三重県の伊賀町に共同生活の養鶏場をつくったのを手始めに,幾度かの曲折を経て,全国に数十ヵ所の共同体をもつにいたった。養鶏を中心にした有機農法による生産物の供給や,関心をもつ者に会の理想を体得させるための特別講習研鑽会を通じて,一般社会に働きかけている。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

やまぎしかい【山岸会】

無所有一体社会の実現を目的とする社会運動団体。山岸巳代蔵(1901‐61)によって1953年に創設された。本部は三重県阿山郡伊賀町川東にあり,全国22ヵ所に実顕地がある。84年現在,定住者は約1000人。生業は養鶏を中心に酪農から農業全般に及ぶ。創立者山岸巳代蔵の思想の中核は,〈個人〉,自我(我執)の放棄を説く点に特徴があり,自己が他によって生かされているという根本的な確信である。この場合,〈他〉とは,他人のみならず自然を含む他者であり,自然と人為とが一体となって調和した社会を理想とした。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

山岸会
やまぎしかい

山岸巳代蔵(みよぞう)(1901―1961)が1953年(昭和28)に創始した、無所有・共用・共活を行動原理とする日本最大のコミューン運動。1995年(平成7)に、名称を山岸会からヤマギシ会(正式名称、幸福会ヤマギシ会)に変更した。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

山岸会の関連キーワードコミューン運動山岸 巳代蔵新島 淳良新島淳良

今日のキーワード

存亡の機

引き続き存在するかここで滅びてしまうかという非常に重大な時。存亡の秋(とき)。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android