新潟砂丘(読み)にいがたさきゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新潟砂丘」の意味・わかりやすい解説

新潟砂丘
にいがたさきゅう

新潟県北部,日本海に臨む角田山の北麓から村上市岩船まで続く列状砂丘。延長約 70km。阿賀野川右岸の新潟市北東部では 10列をなす。集落,道路のほか,砂防林を育てて耕地を開いてきた。新潟平野の開発のため,近世以降,胎内川,落堀川,加治川,阿賀野川,新川関屋分水路など砂丘に分水路を掘り,開発を促進した。また新潟東港は砂丘に人工港を掘り,臨海地域に大工場が集合した重化学コンビナートを形成している。地下資源として中条ガス田のように天然ガスが開発されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む