新片町
しんかたまち
[現在地名]酒田市浜田一丁目・幸町一丁目
東は新井田川、南から西は筑後町に接し、東西に連なる町。内町組に属する。東端に新井田川の渡しがあった(「御用留帳」野附文書)。享保一一年(一七二六)庄内藩は上・下の片町のうち東側二七軒、向い南角四軒を、上蔵に接近し火災の危険があるとして立退かせた(「酒田町割由来記」伊東文書)。替地は筑後町北側の土地をあて、普請奉行坂部八郎左衛門などが検地を行い新片町とした(「水帳」野附文書)。同一六年の水帳(伊東文書)によると家数三五軒。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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