新田II遺跡(読み)しんでんIIいせき

日本歴史地名大系 「新田II遺跡」の解説

新田II遺跡
しんでんIIいせき

[現在地名]遠野市綾織町下綾織

さるいし川左岸に発達する標高二七二メートルの高位段丘上に立地し、平成一〇年(一九九八)から同一二年にわたって調査が行われた。遺跡は中央に広場をもち、周辺を大型住居跡で囲む縄文時代前期前半(大木2式−4式期)の環状集落跡である。集落の中心には、祭などを行ったと考えられる直径約三〇メートルの広場跡があり、その広場の北側と南側には貯蔵穴・土坑が三一基存在する。また、広場の外側に放射状に配置されている大型竪穴住居跡が一七棟ある。大型住居跡は、長軸八−一四メートル、短軸四−六メートルの長方形基調とし、内部にはスロープや階段状の土段施設をもつものが確認されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む