新迎賓館(読み)しんげいひんかん

世界の観光地名がわかる事典 「新迎賓館」の解説

しんげいひんかん【新迎賓館】

ドイツ北東部、首都ベルリン(Berlin)の南西約30km、ブランデンブルク州の州都ポツダム(Potsdam)市街の西、サンスーシ公園(Sanssouci Park)にある宮殿群の一つ。サンスーシ宮殿の西隣にある宮殿で、おもに迎賓館として使用された。この宮殿は1747年に、プロイセンの建築家クノーベルスドルフ(Georg Wenzeslaus von Knobelsdorff)の設計により、オランジェリー(オレンジの温室)として建てられたものである。その後、プロイセン王フリードリヒ2世(フリードリヒ大王、1712~1786年)は1771~1774年にかけて宮殿に改築した。フリードリヒ大王が宿泊する宮殿として使用され、宮殿内は碧玉と精巧な木製象眼細工で装飾され、ポツダムの風景画が飾られている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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