新KS鋼(読み)シンケーエスコウ

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精選版 日本国語大辞典 「新KS鋼」の意味・読み・例文・類語

しん‐ケーエスこう‥ケーエスカウ【新KS鋼】

  1. 〘 名詞 〙 磁石鋼の一つコバルト・ニッケル・チタンからなる鉄合金で、昭和八年(一九三三)、本多光太郎・増本量・白川勇記らが従来のKS鋼を改良して発明したもの。KS鋼にくらべて保磁力は約三倍半も高く、優秀な永久磁石として広く用いられる。NKS。

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世界大百科事典(旧版)内の新KS鋼の言及

【増本量】より

…ついで熱膨張のほとんどない鉄・ニッケル・コバルト三元合金組成とその原因を解明し,31年帝国学士院賞を得た。その翌年にはMK鋼にまさる永久磁石鋼新KS鋼(本多,白川勇記と共同)および高透磁率合金センダスト(山本達雄と共同)を,40年には磁歪(じわい)振動子用合金アルフェル(白川,小林猛郎と共同)を,それぞれ発明し,46年それらの研究成果にたいし学士院恩賜賞を得た。50年金属材料研究所長。…

※「新KS鋼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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