於胡海苔(読み)オゴノリ

デジタル大辞泉 「於胡海苔」の意味・読み・例文・類語

おご‐のり【××胡海苔/海髪】

オゴノリ科の紅藻。波の静かな沿岸や潮だまりに多く、岩に着生。長さ20~30センチのひも状で、多くの枝に分かれ、紫褐色であるが、ゆでると緑色になる。寒天原料、また刺身つまにする。なごや。うごのり。うご。おご。 春》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「於胡海苔」の意味・読み・例文・類語

おご‐のり【於胡海苔・海髪海苔】

  1. 〘 名詞 〙 紅藻類オゴノリ科の海藻各地の干満線の波の静かな所や、汽水などに生える。叢生し、体は、軟骨質の円柱形で、紫褐色、緑色、黄色を帯び、径一~三ミリメートル、長さ二〇~六〇センチメートルで、時には三メートルに達することもある。湯がいて鮮緑色となったものを刺身のつまに用い、テングサとともに寒天の原料ともする。おご。うご。そうな。おごない。《 季語・春 》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「於胡海苔」の解説

於胡海苔 (オゴノリ)

学名Gracilaria verrucosa
植物。オゴノリ科の紅藻

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android