族滅(読み)ゾクメツ

精選版 日本国語大辞典 「族滅」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐めつ【族滅】

  1. 〘 名詞 〙 一族を残らず殺しほろぼすこと。一族を根だやしにすること。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「或は利勇が累年の奸悪を憎み、或は禍獣の為に族滅せられんかとみて」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)続)
    2. [その他の文献]〔史記‐郅都伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「族滅」の読み・字形・画数・意味

【族滅】ぞくめつ

一族皆殺し。〔史記匈奴伝〕貳師(じし)(李広利)乃ち解いて引き歸る。單于(ぜんう)と戰すること十餘日。貳師、其の家巫蠱(ふこ)を以て族滅せらると聞き、因りて衆を(あは)せて匈奴にる。來りるを得しは、千人に一兩人のみ。

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