旗振台古墳(読み)はたふりだいこふん

日本歴史地名大系 「旗振台古墳」の解説

旗振台古墳
はたふりだいこふん

[現在地名]岡山市奥市・湊・円山

みさお山山塊の南西に向かって延びた稜線上にある方墳。なだらかに続く稜線上に築かれており、辺の長さ約二七メートル。墳丘には葺石がよく残り、円筒埴輪の存在が認められる。墳頂には三基の埋葬遺構が発見されており、多数の鉄製武器類を出土した。中央に置かれた埋葬遺構はすでに破壊され、わずかに一部を残していたのみであったが、小型の竪穴式石室で刀・剣・矛・鏃などの遺物断片が発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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