日ソ漁業暫定協定(読み)にっソぎょぎょうざんていきょうてい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日ソ漁業暫定協定」の意味・わかりやすい解説

日ソ漁業暫定協定
にっソぎょぎょうざんていきょうてい

1977年5月 27日署名,同6月 10日発効した日ソ間の協定。正式名称は「北西太平洋のソビエト社会主義共和国連邦の地先沖合における 1977年の漁業に関する日本国政府とソビエト社会主義共和国連邦政府との間の協定」。ソ連の 200カイリ漁業専管水域内における日本漁業の許可制,漁業割当て,操業区域などを決めたもので,以後毎年延長されている。日本の 200カイリ内におけるソ連漁業についてもこれに対応する形で,同年8月4日,相互主義に基づく日ソ漁業暫定協定が結ばれた。 200カイリの線引きについては北方領土とのからみから「漁業に限る」ものとし,政府の立場見解を拘束しないものと定められた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android