日光神社(読み)につこうじんじや

日本歴史地名大系 「日光神社」の解説

日光神社
につこうじんじや

[現在地名]財部町北俣 日光

近世の上財部郷日光神につこうじん村の地に鎮座。財部三社の一つで、旧郷社。当初は現在地より南西の方五町に鎮座していた。旧地は旧宮とよばれている。祭神は撞賢木厳之御魂天疎向津毘売命のほか、御年神・天太王命・蛭児命・羽山戸神・大己貴命・須佐之男命・稲田姫・羽山津見命・玉依命・加茂別雷神。和銅三年(七一〇)に京都賀茂社の神主の庶子であった鴨頼長が来て当社を造営し、神主となったと伝える。至徳三年(一三八六)一二月一三日の鴨守長譲状(旧記雑録)に「日光神」とみえ、鴨守長が当社の正祝職を子息下主太郎に譲与している。当社の祠官鴨氏の子孫が蛭牟田氏と伝える。古くは神祇官祭神の神社とされていたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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