日本エヌ・シー・アール(読み)にほんエヌ・シー・アール

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本エヌ・シー・アール」の意味・わかりやすい解説

日本エヌ・シー・アール
にほんエヌ・シー・アール

日本 NCRコンピュータ,事務機器メーカー。レジスターではトップを占める。 1920年日本金銭登録機として設立,33年アメリカのナショナル・キャッシュ・レジスター (現NCR ) がナショナル金銭登録機を設立し,日本金銭登録機に生産・販売を担当させた。両社は 35年に合併しナショナル金銭登録機販売と改称。 45年再度同社名で発足,翌年日本ナショナル金銭登録機と改称,48年以降スーパーマーケットの普及に応じて業務が急速に拡大。 51年アメリカ NCRと再提携し,57年には製品国産化を開始,67年新型電子会計機を発売,69年会計機の国産化を開始,71年電子レジスターの販売を開始,73年日本エヌ・シー・アールに社名変更。 94年アメリカの AT&T傘下に入り日本エイ・ティ・アンド・ティ情報システムと社名を変更したが親会社分社化に伴い 96年4月旧称の日本エヌ・シー・アールに復した。売上構成比は,電子計算機 62%,その他情報機器2%,技術サービスなど 36%。年間売上高 908億 8300万円 (うち輸出2%) ,資本金 110億円 (1998) ,従業員数 2440名 (1999) 。

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百科事典マイペディア 「日本エヌ・シー・アール」の意味・わかりやすい解説

日本エヌ・シー・アール[株]【にほんエヌシーアール】

米国NCR社の日本拠点となる総合情報システムメーカー。通称は日本NCR。1920年設立。レジスター製造よりスタートし,1960年の〈ナショナル・エリオット・コンピューター〉の発売を契機に電子機器メーカーへと転換。日本におけるスーパー・マーケット・システムの導入(1950年代)や,POS開発による小売業界の情報システム革命(1970年代)の先導者として知られる。近年インターネットを活用したe-コマースやe-ビジネスなど最新のマーケティングに対応し,顧客に最適の情報システムを提供。本社東京。2011年資本金110億円。

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